しろくま喫茶店

日々受けとった不思議なメッセージをちょっとずつ書きま〜す。

ナイチンゲールと病

 

"クリミアの天使"

とよばれたナイチンゲールが生まれたのは、

江戸時代の後期だ。

 

日本では11代将軍・徳川家斉が、

けっこう贅沢に暮らしていた治世だ。

 

浮世絵師の葛飾北斎が60才、

江戸町奉行として名をはせる

"遠山の金さん"こと遠山金四郎

まだ27才のころだ。

 

フローレンス・ナイチンゲール

父親はジェントリとよばれる地主階級で、

けっこう裕福な家庭にうまれた。😘

 

いろいろな教育をうけたナイチンゲールは、

母親や姉の反対を押し切って、

ロンドンの病院で看護婦の仕事をはじめた。

 

当時はやはり

女性がはたらくという時代ではなかった。🥹

 

無給だった。😅

 

生活費が年間500ポンドかかり、

それは唯一の理解者であった父親が援助した。

 

1850年くらいの1ポンドは、

いまの日本円で5万円くらいなので、

年間、2500万円くらいかかった計算だ。😳

 

イギリスという階級社会の、

地主階級の生活のすごさがわかりますね?

 

1853年、

ナイチンゲールが33才のとき、

クリミア戦争が勃発した。😵

 

翌年の34才のとき、

ナイチンゲールは38名の看護婦をつれて、

トルコへおもむいた。

 

 

そのときの2年間の活躍が、

女の一生の評価をきめた。

 

ナイチンゲールが、

ナイチンゲールたらしめる

“ 行ったこと "が4つあげられる。

 

そのうちの2つがこのときのことだ。

 

ひとつが、

看護婦とはたんなる病人のお世話係りと

思われていたこの時代に、

看護婦とは、

きちんとした医療知識をもった、

治療行為に携わる役割をあたえたこと。😘

 

もうひとつが、

治療は清潔なところで行われるべき、

という衛生という考えを確立したことだ。🥰

 

彼女が赴任したときの

負傷兵の死亡率は42%だった。

それを4ヶ月後には5%まで下げた。👏👏

 

帰国後、

彼女はグラフというものがなかったこの時代、

クモの巣グラフをつくり、

死亡率のチャート (図) を作成した。

 

これが3つめの功績だった。😌

 

このチャートの解りやすさは、

一気に軍隊における衛生状態の

改革につながり、

彼女は女性初の " イギリス王立統計学会 "

の会員にえらばれた。

 

この統計資料の解りやすさは、

女王陛下も絶賛した。😘

 

そして4つめは、

彼女はその後、

50年間、

ベッドの上での生活になった。😢

 

1857年、37才のとき、

心臓発作で倒れ、

その後は" 慢性疲労症候群 "

(まんせい・ひろう・しょうこうぐん)

にかかってしまったのだ。

 

90才で亡くなるまで、

彼女はずーっと、とてつもない疲労と、

ぬけない倦怠感のなかで生きた。

 

当時のことだから、

もちろん正式な病名などわからず、

クリミア戦争なんて行ったから、

と陰口もたたかれただろう。

 

しかし若い頃は、

意志の強さや頑固さ、

真っ直ぐな思いのみを、

身体中から発散させていたが、

晩年の彼女はかがやいていた。

 

 

オーラがすばらしいです❣️

 

50年という歳月が、

" 与える "のみだった前半生から、

" 受けとる "ことを学び、

感謝の喜びを知ったのだろう。🥰

 

そう考えると、

この"慢性"の、"疲労" の病気も、

彼女の人格の陶冶(とうや) に

一役かっていたとおもう。

 

昨日、

友達から紹介されたYouTubeを探していたら、

この"慢性疲労症候群"のことにぶつかった。

 

中京テレビのニュース番組だった。

 

そして"筋痛性脳脊髄炎"という病名が、

一緒につけられているのを知った。

 

きんつうせい・のう せきずい えん

 

というらしい。

 

1938年にイギリスの文献に登場し、

1988年ではイギリスで「重症の病気」

と定義されていた。

 

そのニュースでは、

塚本明里(つかもとあかり)さんという、

33才の女性患者がでていた。

 

 

高1の16才のとき発症し、

以来ほぼ寝たきりの生活をしている。

 

筋痛性というからには、

やはり" 痛み "との戦いらしく、

40本もの痛み止めの注射💉をうって、

ようやく少し動けるという。😢

 

リクライニングの移動式ベッドを、

お母さんが10年以上押しつづけて、

ようやく外出できる。

 

お母さんと明里さんをみていたら、

2人がむかし、

キリスト教の巡礼者だったシーンがみえた。

長い道のりを信仰のために歩いている。😌

 

ほんとうに地球の宝くじの

第二等の当選者のふたりだ。😻😻😻

 

健気で尊いチャレンジャーであり、

わたしたちの地球代表のおふたりだ。☺️

 

彼女は「笑顔の花びら集めたい」

というこの病気の会の代表をしている。

https://egaonohanabira.net/

 

もし少しでも興味がでたら、

ちょっとでものぞいてみて下さい。🙇‍♂️🙇‍♂️

 

「地球の宝クジ」23/7/11

https://kokusai-shirokumado.hatenablog.com/entry/2023/07/11/092210

 

 

 

 

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